私自身、理系出身ではありますが、人と話すことが好きな性格や営業研修先の先輩の印象から営業職を希望しました。これまで横浜の拠点をはじめ、東日本の各地域で勤務し、現在はチームマネージャーとしてアジア圏に向けた車載インテリア用LEDの営業を担当しています。
そんな私ですが当初は営業職になかなか慣れることができず、挫折を経験することもありました。例えば入社2年目のときに、営業先とのコミュニケーションがうまくとれず、上司から叱責され落ち込んでしまったことがありました。すると、その様子を見て当時の先輩が仕事の基本に関する本をプレゼントしてくれたのです。営業に向いていないかもと自信を失くした時だったので、先輩の優しさが身に染みたし、絶対にその思いに報いようと思いました。同僚のフォローに支えられながら、さらに業務に邁進する日々があって、今があると感じています。
今まで国内での営業経験を積んできましたが、現在取り組む海外営業では仕事の進め方の違いを感じることが多いです。例えば、国内営業の際には取引先に足を運ぶことで直接声を聞くことができましたが、海外営業は足を運ぶ機会を頻繁に設けられないのが現状です。だからこそ現地スタッフとの頻繁に連絡を取ることや、直接行く機会も積極的に設けるようにすることで、少しでも情報が収集できるように努めています。
仕事を通じて大切にしてきたのは“信頼関係”です。以前の異動先である、福島県いわき市の拠点では、前任者であった当時の上司が取引先との関係性を大切にしていました。驚くほどスムーズに物事が進む状況を見ていて、基本の姿勢としてやはり大事なことだな、と感じました。
自動車関係の事業は既存の取引先が多いという特徴があります。大切にすべきものは忘れずにしつつ、新たなフィールドに挑戦する姿勢を常に持ち続けるように意識しています。
営業担当として様々な経験を積む一方、現在ではチームマネージャーとしての立場も任せてもらっています。自身の裁量権は大きく、全体的なことを任せてもらっている印象があります。
部下の育成に関しては、上司からアドバイスを貰う場面があります。以前は部下に嫌われたくないという思いがあってついつい甘やかしていました。しかし、上司から「それでは部下の成長につながらないからしっかりしろ」と指摘され、今は先輩たちのように、時に厳しく、時にやさしく指導するように心がけています。指摘されることは一見悪いことのように感じるけれど、それだけ相手に対して関心を持って期待してもらっている証拠でもある。そのことを意識しながら部下を育てていければいいなと思っています。
今後は現在までの経験を活かして、海外での営業活動にも取り組んでいきたいと考えています。
入社の動機
企業研究の際に当社のことを知り、町工場を営んでいる父に相談したところ、父からは「以前に一緒に仕事をさせてもらったことがあるが、とても良い会社だった」という答えがありました。面接や内定者懇親会で、人を大切にする社風があると感じ入社を決めました。
今後の目標
以前から海外で働いてみたいと思っていたので、今の仕事の経験を生かし、海外駐在も経験したい。海外ではLED以外の光源のニーズもあるし、車載インテリアのバリエーションも豊富なので、自分にとっても新たなチャレンジになると考えています。
数回の転勤にあたっては勤務地周辺の環境を楽しんでいます。特に印象に残っているのは福島県いわき市の拠点。夏には海水浴、冬にはスキーが楽しめたほか、食べ物や日本酒もおいしく最高でした。
