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構造設計 構造設計
理系
職種:自動車ランプ・システム開発
- 構造設計
入社年度:2016年
出身学部:工学研究科
※取材当時

設計者としての経験を積み重ね、
海外でも活躍できる人材への成長を目指す

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Q.1
現在のお仕事内容を教えてください。

現在、北米で販売予定のSUVに搭載されるLEDリアランプの詳細設計に携わっています。このプロジェクトの前には別の製品に携わっており、途中から合流したのですが、合流した時期はちょうど現在のプロジェクトが佳境を迎えるタイミングでした。完成車メーカーからの要望を実現させつつ、法規を満たすためにはどうすればいいのか。要望と品質が両立できる構造を常に考え、3次元CADを用いてモデリングや設計図を作成しています。着地点がまとまらずに振りだしへと戻ってしまうなど、紆余曲折を経る中で途方に暮れたこともありました。しかし諦めることなく提案を続けた結果、ようやく取引先と合意が取れ、工場での量産を見据えて動き始めました。最近は取引先への納入図や組み立て要件図を作成しています。
次に控える成型品の熟成段階では、工場と一緒に実際の組み立てを行い不具合がないかを試験するなど、品質向上にむけた評価・検討をしていきます。

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Q.2
どんな学生生活を過ごしましたか。

大学院の時には、光触媒と酵素を用いて二酸化炭素からエタノールを抽出する人工光合成の研究をしていました。毎日朝9時から夜9時くらいまで研究室にいましたが、実験結果を待っている間、研究室の仲間たちとわいわい話すのも楽しかったです。
研究以外にも大学の友人とバスケットボールチームを組んで、週3回のペースで練習し、社会人の大会に出場していました。塾講師のアルバイトでは小中高と幅広い年代の生徒を教えるなど、充実した学生生活でした。

Q.3
入社動機を教えてください。

入社動機は、大学院時代の専門分野を活かして研究職で活躍できそうだと感じたことでした。自分自身、自動車が好きというわけでもなく、学生時代は当社のような自動車ランプメーカーの存在も知りませんでした。
そして1年間の新入社員研修を通して、設計業務に携わりたいと考えが変わり、設計部署への配属希望を出しました。いざ設計部署に配属されると、学生時代の専門は全く違っても活躍している先輩や上司が大勢いました。「なぜこうなるのか?」と原因を積極的に追求できるような探求心がある人なら成長できる環境だと分かりました。

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Q.4
会社の好きなところを教えてください。

風通しの良い雰囲気です。職場は仕切りのないワンフロアになっていて、上司や同僚へ物理的に話しかけやすい環境になっています。
私の所属する部署は、取引先の要望を設計図として具現化することを専門に行うために新設されたところで、設計経験が豊富な社員が多数集まっています。そのため設計を行う中で課題を見つけた際、同じ部署で仕事をしている同僚に相談してみると解決できることもあり、風通しの良さがプラスに働いている面が大きいと思います。

Q.5
オフの過ごし方を教えてください。

休日は、友人との外出することも自宅でのんびり過ごすこともどちらもあります。家で過ごす時間が増えてからは新しいことに挑戦するように心がけています。最近始めたのがエレキギター。音楽のフェスなどで聴く、大好きな曲を週1回くらいのペースで練習しています。他にも部屋のレイアウトを考えたり、新しいガジェットを買ってみたりと楽しんでいます。

Q.6
今後の目標を教えてください。

まだ開発の初期段階から携わってきた経験がないので、完成に至るまで全てのプロセスを一通り経験し、やり遂げてみたいです。今まで担当してきた製品は途中から合流する場合が多く、製品に対する思い入れは変わらないものの、初期段階から携われたなら完成した時の達成感はひとしおなのでは、と思っています。
また英語力を磨き、海外へ赴任してみたいと思っています。私は入社3年目のとき、米国ミシガン州にある拠点へ長期出張する機会がありました。語学面が大変だったものの技術的な理解を深めることができたことで、設計者としての基礎を固められたと感じています。まだまだ英語はおぼつかないですが、今度は赴任という形でグローバルに活躍できる人材になりたいです。

キャリアの変遷

新人研修後から一貫して、自動車ランプの設計を担当。
現所属に至る。

学生へのメッセージ

学生時代は化学を専攻していたため、専門外である自動車ランプの設計を仕事にすることは想像もしていませんでした。想像できなかった姿を歩めたのは、入社後の新入社員研修と設計での専門的な研修があったからです。特に設計での研修は設計のいろはをゼロから教えてもらえます。
ですが、教えてもらえるとは言っても、自分の力にすることが目的なので、受け身にならず積極的な姿勢で臨むことが大切です。その気概があれば、自分のやってみたいことに挑戦できる環境が当社にはあると思います。