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電子デバイス開発 - 研究開発 電子デバイス開発 - 研究開発
理系
職種:電子デバイス開発
- 研究開発
入社年度:2009年
出身学部:大学院 理工学研究科 ※取材当時

夢を現実にできる環境だから、
世界でスタンダードとなる
製品開発にだって手が届く。

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研究開発に日々邁進

理系の大学院を卒業したこともあって、研究開発の分野で何か新しいことに挑戦したいと漠然と考えていました。希望していた研究開発センターに配属された後は白色LEDの開発を任され、その成果は道路灯や投光器、自動車ヘッドランプなどの製品開発に活かされてきました。
学生時代、仕事にはある程度正解があるのでは、と思っていました。正攻法があって、経験によって手順を培っていけるものなのでは、と。ただ、いざ仕事を始めてみると、はっきり正解だと事前にわかることはほとんどない、ということを痛感しました。当時の上司には、結果に対してなぜそうなったのかを考えるよう、よく指導を受けていました。今も仕事を進めるうえでずっと教訓にしています。

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最先端技術への挑戦

現在世界中の完成車メーカーが、LEDヘッドランプの次代を担う製品としてレーザーヘッドランプに注目しています。LEDよりも高輝度で遠くの視認性が高いため、安全性の向上が期待されるほか、レンズの小型化につながるためデザインの自由度も広がり、今までになかった新たな表現も可能となります。当社もこの最先端の新しい技術に挑戦しており、私は入社5年目でそのプロジェクトチームへ参加することとなりました。
参加当時を振り返って最も印象に残っているのは、サンプル作製の際、構想時には問題ないと考えていた部分で不具合が多発して、とても悩んだことです。チームのメンバーと不具合の箇所についてできる限りの問題点を洗い出し、自身の前工程や後工程の関係者とも調整を重ね、不具合を1つずつ解決していきました。
特に、前工程の取引先に対しては、直接会って調整することで解決できるのではと感じていたこともあり、すぐに取引先へ向かいました。不具合を解決するまで絶対にやり遂げるという熱意に取引先も応えてくれたことで、暫定的ではあるものの不具合は無事に解決でき、サンプルが完成しました。その後、次なる課題に取り組む日々を過ごすことになりました。

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目指す成果は失敗のその先に

私の所属する研究開発センターは、ものづくりの中で最も上流に位置しています。そのため、市場のニーズにマッチした製品を適切なタイミングで開発し続けることが求められると感じています。研究開発センターはフラットな組織で、年齢や上下関係を問わず意見を平等に扱ってもらえます。そういう環境の下で私たちは、テーマ同士のシナジー効果を生み出せる研究をすることが使命だと思っています。
一方、先進技術を扱うがゆえ、実際に“市場に出る”という成果が出るまで数年先ということも多く、モチベーションが維持しづらいのでは、と考える人もいます。私は仕事に正解がないことを前提に、設定した仮説の実験・検証を繰り返す中で、仮説が立証されたときに感じるやりがいがモチベーションになっています。一方で、研究がうまく進まないときは、なぜ失敗したのかという原因を常に考えることで、ただの失敗ではなく次へつながる失敗にすることも意識しています。これからも開発への挑戦心を忘れずに業務に取り組んでいきたいと思っています。

キャリア

入社の動機
研究室の先輩が入社したことがきっかけで当社を知りました。選考を進めていくうち、自由な会社という印象が強く実感できたので入社を決意しました。

今後の目標
取引先やドライバーから本当に必要とされる安全や安心を実現できるヘッドランプを開発していきたいです。

オフの私

最近の趣味はラーメンの食べ歩きです。