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電子デバイス開発 電子デバイス開発 - 構造設計/回路設計
理系
職種:電子デバイス開発
- 構造設計/回路設計
入社年度:2004年
出身学部:工学部 ※取材当時

ドイツでの出向経験を経たことで得た
視野の広がりを活かし
さらなる躍進を続けていく

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困難な状況に向き合うからこそ
成長のチャンスがある

新入社員研修後、私はLEDの設計部署に配属されました。そこでは車載インテリア・遊戯・植物育成・一般照明など、幅広いジャンルに使用されるLEDの設計・開発に携わってきました。当時を振り返ると、特に車載インテリアLEDに関して、新規パッケージの設計を一任されたときのことが印象深いです。
配属から5年以上は経過していたので、LEDの設計については一通り習得できていたのですが、パッケージを一から設計するのは初めてでした。しかも、開発中の新素材を使うこともあり不具合が多発し、何度も失敗を繰り返しながら設計変更を続けました。2年ほどかけて完成したとき、担当していたメンバー全員で喜びを分かち合ったのは今でもはっきりと覚えています。
困難な状況に向き合って取り組めた背景には、挑戦する人を応援する社風があったと思います。困難だと感じてはいましたが、案件を担当していた期間は本当に充実していたし、常に自身の成長を感じることができました。困難に対して挑戦する姿勢が、成長の機会につながったと思います。

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設計者として新たな視野を
得ることになったドイツ出向

設計者として一人前になったと感じ始めた頃、当社の関係会社であるドイツ拠点へセールスエンジニアの責任者として出向するという大きな転機が訪れました。設計者としての知識を活かしながら、欧州全域における当社製品の拡販を担当することになり、現地の営業担当と一緒に営業活動に励むことになりました。
ドイツで苦労したのは、自分一人で判断しなければならない事案が一気に増えたことです。LED以外の全ての当社製品の拡販を担当する必要がありましたし、かつ出向先では責任者という立場であったため、自分自身の判断が当社全体の判断とみなされるような場面も多くありました。最初のうちはわからないことが多くて戸惑いましたが、厳しい要求に一つひとつ、できる限り迅速かつ確実に対応していったことで、取引先との信頼関係を築くことができました。結果、ある顧客から「日本には帰らせたくない」と声をかけてもらえるほど、帰国を惜しまれたのは今でも印象に残っています。
今でも欧州で一緒に働いた社員たちとは頻繁にメールなどのやりとりがあり、現地のさまざまな情報が送られてきています。いずれは欧州のニーズに対応した独自の製品設計にもチャレンジしたいと思っています。

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部下の育成という新たな挑戦

5年間のドイツ出向を経て再び設計部門に戻った現在、チームリーダーとして自動車の内装部品に使用される車載インテリアLEDの設計を担当しています。リーダーとして部下をまとめあげる立場になったことで、新たに心がけることも増えました。例えば、数年前の昇格研修時に教わった「部下を育成する立場では視座を変え、より俯瞰的に物事を考えなければならない」ということ。部下をただ自由奔放に育てるのではなく、いま組織として何が求められているかを部下に伝えながら、彼らのモチベーションを高めていく必要があると思います。難しいことではありますが、部下の夢や希望を聞く機会を設けるなどして、会社と部下のどちらもが成長できるように努めています。
出向を振り返ると、自身の視野の広がりやグローバルに情報が集まる環境を得たことによって成長できたことを実感しています。これからは設計者として、そして上司として、新たな挑戦を続けていきたいです。

キャリア

入社の動機
神戸ルミナリエを観に行ったときに、人を勇気づけたり、感動させたりする光の魅力を感じ、大学ではLED素子の基礎研究に携わりました。その思いを胸に光を取り扱うメーカーを中心に企業研究をしたところ、先輩が当社に勤めていた縁もあり、面接を受けてみると、自分のやりたいことができると分かり、入社を決めました。

今後の目標
海外経験を通じて培った広い視野を活かして、今まででは予想もできなかった場面で活躍するLEDの設計・開発に携わりたいと思います。

オフの私

ドイツにいた頃に息子とフランクフルトのマラソン大会に参加したのを機に、ジョギングが趣味になりました。日本へ戻ってきた今でも息子と一緒にジョギングを楽しんでおり、良い気分転換になっています。